2021年8月28日(土)
第79回 社長通信「プロは絶対ミスをしてはいけない」
社員の皆さん
残暑が厳しい毎日ですが、いつも業務に御尽力いただきありがとうございます。
今日は、私の尊敬する王貞治さんのお話を皆さんにお伝えしたいと思います。若い方、野球を知らない方もいるかもしれませんが、ホームランの世界記録868本の記録を持つ世界のホームラン王です。
王さんの言葉(一日一話より引用)
以下ここから
その王選手は、現役時代には、一球一球が真剣勝負で、絶対にミスは許されない、と思いながら打席に立っていました。よく「人間だからミスはするもんだよ」という人がいますが、初めからそう思ってやる人は、必ずミスをするんです。
基本的にプロというのは、ミスをしてはいけないんですよ。プロは自分のことを、人間だなんて思っちゃいけないんです。
百回やっても、千回やっても絶対俺はちゃんとできる、という強い気持ちを持って臨んで、初めてプロと言えるんです。
相手もこちらを打ち取ろうとしているわけですから、最終的に悪い結果が出ることもあります。でも、やる前からそれを受け入れちゃだめだということです。
真剣で斬りあいの勝負をしていた昔の武士が「時にはミスもある」なんて思っていたら、自らの命に関わってしまう。
だから彼らは、絶対にそう言う思いは持っていなかったはずです。時代は違えど、命懸けの勝負をしているかどうかです。
ここまで
私たち正栄工業の社員の皆さんもモノづくりのプロです。プロとしての自覚、責任、プライドを持って仕事をする責任があります。
皆さんは、「時にはミスもある」と思って仕事をしていませんか?
ミスしたら命を落とす覚悟で仕事をしていますか?
忙しいから、納期が短いから、何かのせいにしてミスをしても仕方ないと思っていませんか?
人様優先で次工程やお客様の事を考えて、モノづくりをしていたら絶対にこんなことを考えません。
お客様からこんなきれいな製品を納品してくれて笑顔で「ありがとう」、「また次回も頼みます」と言っていただける情景を思い描いて下さい。私達の技術や想いが製品を通じてお客様に届いたことを思い描いて下さい。
嬉しくないですか?誇りに思いませんか?
その人たちを裏切るようなことをしたくないと思いませんか?
そうしないためにチェックが必要なのです。集中して仕事をしていてもよく間違いそうなところや、注意が必要なところをチェックして間違いがないことを確認して、次工程やお客様にお届けするのです。
全員がチェックリストのルールを守ってチェックすれば、ミスはしません。私たちはプロです。
「プロは絶対にミスをしてはいけない」この思いを強く持って、命懸けで、心のこもった良い製品をお客様にお届けして下さい。
そうなれば、お客様が正栄工業のファンになってくれます。リピートでお仕事もいただけます。また、他のお客様をご紹介してもらえるかもしれません。このようにミスがないいいサイクルになれば、どんどん良くなっていきます。今のミスの多い負のサイクルをミスのないいいサイクルに逆転させるには、スイッチを一瞬で切り替えるのが、一番早いのです。
今日この瞬間から切り替えましょう。
家族に自慢できる会社にするために一丸となってやりましょう。
正栄工業株式会社
代表取締役
久保 勇樹